やんばる、１。

便利な世の中になったものだ。

１０日前にネットで見つけた空席に飛びつき

ホテル、レンタカーとサクサク予約し

ものの１５分ぐらいで決まった沖縄。

当日。

那覇空港。

吐き気がするぐらい熱い福井からすると

日差しは痛いが

日陰に入れば過ごしやすい。

レンタカーを借り

波上宮へ。

大きな声で話す外国人観光客が

次々と大型バスの中から出てくる隙間を縫って

参拝。

いつもは静かな境内が

騒々しい。

フム、と思う。

しむじょうにて大盛り。

会計を済ませて

店外の見晴らし台を望むと

作り付けのテーブルで食事を終えたおばぁが

「ここでたべなさい、いい気持ちよ」と誘ってくれた。

高台に吹き上がる風が心地よい。

次は是非このテーブルで。

そこから一気に北へ向かう。

日がさすと何とも言えないエメラルドグリーンの海。

途中、休憩した許田の道の駅にて

マンゴーかき氷をシャリシャリ言わせながら

ぼーっと海を眺める。

さらに車を北上させる。

海岸沿いの国道には何か所も

工事のための

一車線規制の信号が設置されていた。

赤信号で車を止め

山を望むと

ブルーシートが張ってあったり

赤土が流れ出たような跡。

去年の台風で赤土の山が幾か所も崩れ

数日、陸の孤島となっていた地域もあったそう。

「やっと工事が始まったところ」

とは、地元の人の弁。

お疲れ様です。

宿に入るとすぐに海へ。

久しぶりの海水浴に

必死になっていたら

そばの大盛りが出そうになって

あわてて一休み。

ｳﾌﾟ。

少し日が陰ってきたので

急いで部屋に戻り

夕食。

今晩は辺土名の街中。

タクシーを使って予約していたお店へ。

道中運転手さんは

・　商店街は昔に比べずいぶんさびれてしまった

・　みんなが普段行っている居酒屋は３軒

・　自分たちが今からいく居酒屋はそのうちの一軒で安くておいしいﾖ・・・・・、

･･･と、多分。

帰りはどうしようと考えたけど

なるようになるさ、と開店直後の、びすとろ海畑の戸を開ける。

すでに予約の札がすべてのテーブルに並んでいて

人気のほどがうかがえる。

カウンターにて

オリオン生。

きゅうりのたたきに

グルクンから揚げ。

ゴーヤチャンプルーにピクルスに・・・・

あと、なんだっけか。

途中で地元の泡盛に切り替える。

久しぶりにオープンキッチン、とでもいうのだろうか

目の前で人が料理をするのを眺めながら

箸を進めた。

のんびり飲みながら食べながら話しながら。

オムライスがいくつも出ていたのだけど

自分たちの締めはペペロンチーノで。

御馳走様でした。

今まではホテル内のレストランで食事を済ませていたけれども

こんな選択肢もあるんだな、ということで。

きっと次回もここで晩御飯を食べることになるだろう、と

思いつつ

国道に出て

少し遠回りをしながら４０分ほどかけて

夏の夜道を歩いてホテルに帰った。